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第13話 覚醒

last update publish date: 2026-06-15 22:36:13

 イダス達は、アポロン率いる軍に向かった。

 怒りにより今までに見せたことのない表情、鋭い怒りの視線が、アポロンに向けられた。

 その殺気が周りの仲間にも伝わった。

 イダスの体から青白い闘気のようなものが出ていた。

 神を殺しやがって!アポロン!お前は絶対許さない。

 と、その時死んだと思われたフローラの体が白い光を放った!

 仰向けに倒れている状態から垂直に立ち上がった。

 アポロンは、その姿を見て「なんだあれは、死体が立ち上がるなんて!魂なのか?こんなの見たことがない!」

 フローラは、意識がほとんどなかった。

 目が開いた!紅い瞳が明るくなった。

 そして両手を上げて手のひらを天に向けると黒に近い灰色の雲が空に集まった。

 敵の兵士達が動揺した。

 雨雲に似ているが雨雲ではない!黒い雲が殺気を放っていた。

 アポロンは、弓を弾きフローラに矢を放った!だが体を矢がすり抜けていった。

「なんだこれは?」

 空から大きな落雷がアポロン達を襲った!

 うわぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!

 その落雷を受け者は、火炙りになった感覚をあじわった。

 アポロンは、オーラを発し身を守った。

 だが、あまりの威力に自分のオーラで耐えきれないと判断し、近くにいたアイアスを担いでその場を離れた。

 アイアスは、大火傷をしたが命は、とりとめた。

 アポロンも火傷をしていた。

 兵士達に「撤退だー!」と叫んだ。

 兵士の八割は死んだ。

 フローラは、意識がほとんどなかったが敵の兵士達をずーと見ていた。

 アポロンと目が合った。

 アポロンは、フローラの紅い瞳を見た。

 こいつ意識がないのか?

「アイアス大丈夫か?」

「ああ!あいつは、いったい何もんだ?」

「とりあえず一旦戻るぞ!あいつの事を調べてから戦ったほうがいい!対処の仕方がわからない敵は天界の怪物より厄介かもしれない!矢があたらないんだからな」

「とんでもない怪物だぜ」

 敵の兵士が逃げて行くのをフローラは、見ていた。

 イダス達がフローラのもとへ来た。

「フローラ様!大丈夫ですか?」と言うと、何も喋らずニコッと笑った。

 そして眠るように倒れた。

「おい!フローラ様を神殿にお運びしろ!敵がまた向かって来るかもしれない!俺達は、ここで待機だ!」

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